もりのアクポニブログ | 『アクアポニックス』魚で野菜を育てる!?最新の循環型農業|兵庫県西宮市

【兵庫県西宮市】自給自足・家庭菜園でアクアポニックスを始めたい・兼業農業を始めたい・新規事業として・教育教材にアクアポニックス・魚が野菜を育てる!?地球にやさしい新たな農業スタイル『アクアポニックス』の知恵袋

アクアポニックス水槽の立ち上げ方と水耕栽培との違い

アクアポニックスの立ち上げ方

 

あなたは、魚で野菜を育てる最新の農業
アクアポニックスについて興味がありますか?
アクアポニックスの詳細を知りたければ読み続けてください

アクアポニックスの立ち上げ

過去の記事でアクアポニックスの知識を解説してきましたが、今回は実際のアクアポニックス運用について。アクアポニックス水槽の立ち上げを解説していきます。

アクアポニックスをこれから始めたい方や魚の飼育(熱帯魚なども含む)の初心者向け

の内容になります。魚飼育の中級者の方もおさらいとして読んでいただければと思います。

立ち上げの話の前にアクアポニックスと水耕栽培との違いについて解説したいと思います。

アクアポニックスと水耕栽培との相違点

アクアポニックスと水耕栽培との相違点

 

上記にある通り、アクアポニックスは水耕栽培と違って設備が完了すればすぐに栽培開始。というわけにはいきません。

水耕栽培は設備の設置完了後、溶液に肥料を投入すればすぐに野菜の栽培を始めることができますが、アクアポニックスは魚の排泄物を肥料分としますが、その排泄物を肥料分に分解する微生物の発生させ、それを増加させる期間を必要とします。

 

アクアポニックスの立ち上げとは硝化サイクルが出来上がった水槽のことを言います

 

 

aquaponics-jrj.hatenablog.com

 

 

・アクアポニックス水槽の立ち上げ方

硝化サイクルが出来上がるには微生物によるアンモニア亜硝酸→硝酸塩の過程が必要です。

アクアポニックス水槽の立ち上げ方には2種類あります。

立ち上げは魚の数は少なくする

立ち上げ時は魚の数は最小数で

 

パイロットフィッシュ有

水を水槽に張った後、水槽内の水温などを馴染ませたり、濁りを取るため、3日間ほど空回しをし、水質変化に強い丈夫な魚を少量導入し、その魚の残り餌や排せつ物でバクテリアを増やす。導入後は見た目の水がきれいでも、バクテリアも十分に繁殖できていないため、2,3日に1回程度に水替えをしましょう。
立ち上がったかどうかの確認は水質チェックアンモニア亜硝酸が0、硝酸塩が検出されたら立ち上げ完了です。

立ち上げ完了後は魚の追加導入できますが、1度に大量の魚をいれてしまうと、バクテリアに負荷がかかってしまうので、段階的に増やすほうが失敗が起きにくいです。
また、バクテリアを水替え時に投入すると立ち上がりもさらに早くなります。

 
パイロットフィッシュは丈夫な魚(和金、鯉、ティラピアなど)
小型熱帯魚であればアカヒレネオンテトラ、メダカなど

飼育水を流用すると立ち上がりが早い

飼育水を流用すると立ち上がりが早い

パイロットフィッシュ無

・魚を入れず、人為的にアンモニアを水槽にいれる方法。

魚のエサや、アンモニア水、魚の切り身などを入れ、硝酸塩が検出されるまで水を循環させる。

 

・他の立ち上がった水槽の飼育水を流用する

1/3 から 1/2 くらいの量を使って立ち上げる。すでに立ち上がっている水槽の水をつかうので、1番早く立ち上がります。

 

ここまでアクアポニックス水槽の立ち上げ方について解説してきました。

アクアポニックスシステムにおいて健全に魚を飼育することは必要不可欠です。立ち上がっていないまま運用すると、最悪魚が死んでしまったりなど失敗の原因となるので、バクテリア発生とバクテリアの増殖を水質チェックで硝酸塩の発生を確認し、硝化サイクルを確認しましょう。

 

あなたもアクアポニックスをはじめてみませんか?

基本的な知識を理解することができれば
 実はそれほど難しい技術はいりません。
あなたも魚で安心安全な野菜をそだててみませんか?
 

 始めてみる 

 

 


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【育たない】アクアポニックス 野菜の肥料は魚のエサだけでOK?

アクアポニックスで肥料は不要?

 

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アクアポニックスに肥料は必要?

アクアポニックスに肥料は不要?
アクアポニックスを運用していくなかで、エサやりや硝酸塩などの水質チェックをしていて光もあるのに植物が育たない、異常がでる。などで困っている人はいませんか?
 
それ実は、栄養素不足です。

アクアポニックスでは魚の排泄物をバクテリアが野菜の栄養に分解しますが、それだけでは不足してしまう栄養素があります。植物を健全に育てるためには、不足している栄養素は補わなければなりません。
 
今回はアクアポニックスで不足しがちな栄養素を解説します。

育たないのは栄養不足

育たないのは栄養不足
まず初めに植物の育成に必要なものを説明します。
光、水、二酸化炭素、温度、湿度、栄養素、適切なPHなどが必要になります。
・植物とPHの関係
高すぎるまたは低すぎるPHは植物が栄養を吸い上げるのを阻害します。
植物の種類によって適するPHは異なってきますが、おおむね 5.0 から 7.0 の範囲におさまります。
例)PHが高すぎると、鉄とマンガンが化学反応を起こし、植物が吸収することができない物質になってしまう。など
 
・PHなどの水質チェックに関してはこちらをご覧ください。
 

■栄養素について

植物に必要な必須元素は 17 種類で、そのうち 9 種類が必須元素、8 種類が必須微量元素です。種類によって要求量は異なりますが、植物であれば、これは土でも水耕栽培でも、はたまたアクアリウムでの水草でも変わりません。
 

・必須多量元素

窒素、カリウム、リン、炭素、水素、酸素、カルシウム、マグネシウム、硫黄
特に窒素 ( N ) 、カリウム ( P ) 、リン ( K ) の3種類は植物の三大栄養素です。
 
窒素=葉肥、カリウム=根肥、リン=根肥とも呼ばれます。
『N・P・K』=『は・み・ね』と覚えると良いです。
 

・必須微量元素

鉄、モリブデン亜鉛、銅、マンガン、ホウ素、ニッケル、
 

アクアポニックスで不足しがちな栄養素
アクアポニックスで不足しがちな栄養素はカリウム、鉄、カルシウムです。
他にもリン、マグネシウムなどありますが、まず疑うべきはこの3種類を疑いましょう。
 
この栄養素は魚の排泄物だけで補うのは難しいので、植物の葉などに異常が起こった場合には栄養素を添加する必要があります。
 

■不足する栄養素の添加方法は2つ

・不足している栄養素をそれぞれに添加する
・複数の栄養素が入っているものを添加する
 

✓栄養素ごとの添加

ここでは趣味レベルなどの小さい規模でも使いやすい商品を紹介します。
(アクアポニックス以外にもアクアリウムプランターなどの家庭菜園においても使える商品たちです。)
 
メネデール→鉄分(Fe)補給
メネデールはキレート化された2価鉄イオンを含んだ植物活力剤です。
いままでの経験上、鉄(Fe)不足のケースが多いです。
肥料分の、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)が入っていないので肥料でも農薬でもなく『活力剤』に分類されます。

・炭酸カリウムカリウム(K)補給
炭酸カリウムは食品添加としても使われている製品になります。
カリウムは特に根肥とも呼ばれていて、植物の3大栄養素の1つでもあります。
炭酸カリウムは PH 11 と強アルカリなので、一度に大量に入れてしまうと、急激なPHの変化によって魚がPHショックを受け、最悪死んでしまうので、添加時には注意が必要です。

 
また炭酸カリウムと硫酸カリウムと似た物がありますが、炭酸カリウムのほうがカリウム成分が多いです。
 
・炭酸カルシウム→カルシウム(Ca)
炭酸カルシウムも食品添加物としても使われています。こちらも同様にPHをあげてしまうので、添加量には注意が必要です。
また牡蠣殻や卵の殻などでもカルシウムを補うことができますが、入れっぱなしにするとこちらもPHをあげてしまうので気を付けましょう。
 

 
✓複合栄養素の添加

植物の活性に有効な 20 種類以上のミネラルや、ビタミン、アミノ酸などを含む 100% 天然素材で作られた活性剤。
 

 

✓活力剤の添加

活力剤といえばこちらです。家庭菜園からプロの農家まで。

農薬でも肥料でもなく植物活力液という立ち位置で、植物を活性化させる栄養液です。

HB-101は、杉、桧、松、オオバコより抽出した植物の栽培のための天然植物活力液は 安全・無害で化学肥料を使いたくない方、減農薬栽培や有機栽培にピッタリです。

 

一般的な土での栽培はもちろん水耕栽培、観葉植物やアクアリウムにも使用可能です。

 

価格に関しては一見高価ですが、希釈率が1,000倍~10万倍です。

1,000倍希釈にするなら水1Lに対してたった1㏄なので1度購入すると長期的に使用することができます。

 
 
■栄養素添加の際の注意点

 

栄養の過不足に注意

栄養の過不足に注意

・そもそも全体的な栄養が足りていない

不足しているのは鉄・カリウム・カルシウムとは限りません。
そもそもの魚のエサの量(魚の量)が不足しているケースもあります。
エサは十分だが、魚の量が少なすぎる、野菜の数が少なすぎるなど。
水質チェックで硝酸塩などの数値を把握し、エサの量が合っているか確認しましょう。



・栄養素の入れすぎ

それぞれの栄養素には適量があります。カリウム、カルシウムは多量必須元素なので、少しくらい入れすぎても消費できる範囲は広いですが、鉄は微量必須栄養素なので入れすぎると過剰摂取になり、成長を阻害してしまいます。1 mg ~ 5 mg / L くらいで十分と言われています。

 

アクアポニックスで不足しがちな栄養素とその対策を解説しました。趣味用などの小規模レベルであれば栄養不足が発生してからでも遅くはありません。早期発見、早期対応をするためにも日頃の観察や、水質などの管理が大切です。 

 

あなたもアクアポニックスをはじめてみませんか?

基本的な知識を理解することができれば
 実はそれほど難しい技術はいりません。
あなたも魚で安心安全な野菜をそだててみませんか?

 

アクアポニックス始めます!

はじめまして!もりです。

このたび【アクアポニックス】という循環型農法を兵庫県西宮市で始めることにしました。※2021.11.14より、施設見学、野菜の販売などを始めています。

 

『アクアポニックス』 鷲林寺アクアファーム:兵庫県西宮市/アクアポニックス・アクアポニックスキット・出張水槽レイアウト | jyurinji-aquafarm

 

この【アクアポニックス】、未来の農業とも言われているすごい農法!

これからの時代にぴったりな、地球にやさしいSDGsな農法なんです。

 

aquaponics-jrj.hatenablog.com

みなさんは【アクアポニックス】をご存知でしょうか?

 

アクアポニックスの基本原理は、魚(水生生物を総称してここでは魚と記述します。)の糞尿及び残餌に由来する魚毒性の強いアンモニア亜硝酸を魚毒性の少ない硝酸まで微生物及びエアレーションによって酸化することで閉鎖環境の中で魚を長期間生存あるいは増殖させることを目指している。一方で、時間の経過とともに硝酸が水中に蓄積してくるため、その硝酸を系から定期的に引き抜くことが必要となるが、この引き抜きの役割を硝酸を肥料として利用できる植物で行っている。この時、利用する植物に蔬菜や果菜を用いることで水産物と農産物の両方を生産しようとすることがアクアポニックスの一つの特徴である。

 アクアポニックスは一般的にはアンモニア亜硝酸から硝酸まで酸化する硝化のプロセスと硝酸が植物が利用しやすい窒素肥料として一般的であることを組み合わせたシステムとして理解されているが、実際には、より複雑で柔軟性のあるシステムであることを理解することがアクアポニックスシステムを上手に活用する上で有益である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

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アクアポニックスの仕組み

魚に餌をあげると→排泄物が出て水が汚れる→

バクテリアが魚の排泄物を分解→

野菜が排泄物分解した水を肥料として吸収→

きれいな水になる→魚に餌をあげる...という流れがループしていきます。

 

システム自体はすごくシンプルな構造になっており、

これは自然界で行われているものと同じことになります。

 

私は趣味でアクアリウムと観葉植物を育てているのですが、

水槽の上部で観葉植物いけるんじゃない?と思い調べていくと

この【アクアポニックス】に辿りつきました。

 

※2021.11.14より農場見学なども承っています。

見学希望の方は下記から申し込みをお願いします。

☟こちら☟

www.jyurinjiaquafarm.com

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