続ボトルアクアリウムのすすめ
西宮市にある美容室へボトルアクアリウムの出張レイアウトに行ってきました。
完成品はこちら
ボトルアクアリウムとは小さい器で楽しむアクアリウムのことです。
通常の水槽などど違い小型なので場所を選ばないのでおすすめです。
前回は水槽と低床についてですが、
今回はレイアウトについて
せっかく立ち上げたボトルアクアリウム
素敵なレイアウトをしたいですよね。
▶レイアウト素材
山岳レイアウトによく使われるのは
①龍王石(気孔石)
別名で『黄虎石』や『蜂炎石』とも呼ばれています。
ハチの巣のようなデコボコが特徴的な石です
岩肌を再現したいときにお勧めのレイアウト素材です。
レイアウトのコツとしては手前を大きい石で奥に小さい石を配置することで遠近感を生み出すことができます。
▶水草の選び方
水草を入れることによって、見た目の美しさだけではなく
水槽内の水質の安定や水質悪化を防ぐ効果もあるので
水草の植栽をお勧めします。
水草には大きく分けて
①前景草(ぜんけいそう)
②中景草(ちゅうけいそう)
③後景草(こうけいそう)
の3種類にわけることができます
その名前の通り背の順に分けることができます。
今回は山岳レイアウトということなので、
使用する水草は前景草を1種類のみを使いました。
◆今回使用した水草
・ニューラージパールグラス
小さめの丸い葉っぱがかわいい水草です
こちらは組織培養カップといって
▶組織培養のメリット
『藻類の混入がない』
『スネールと呼ばれる貝の混入がない』
『無農薬』
の3点です
▶植栽
前景草は草の背丈が低く、また根も短いのですぐ浮いてきます。
そこで土から見えるか見えない程度まで深植えします。
また、植えた上からソイルを撒く『追いソイル』も有効です。
▶バクテリア剤
本来バクテリアは自然発生していきますが、バクテリアの発生→増殖までは数日から数週間の時間がかかります。
そこでバクテリア剤を入れることによって、立ち上がりが早くなるのでお魚の導入も素早くできるため、
バクテリア剤の添加をおすすめします。
こちらには『硝化菌』『脱窒菌』と呼ばれるバクテリアが入っているため、
素早く簡単に水槽の立ち上げが可能になります。
▶注水
いよいよ水を入れる作業になります。
水道水にはカルキが含まれています。
カルキはお魚、エビ、バクテリアなどにダメージを与えるのでカルキ抜きを使用しましょう。
こちらはカルキだけではなく、水道水に含まれる重金属なども無害化するのと、
ミネラル分、ビタミンモ配合されているので水槽内をより良い環境にもっていってくれます。
▶注水時の注意点
勢いよく水を入れてしまいますと、せっかく作ったレイアウトが崩れて台無しになってしますので、手などで一度受けてから注ぐことで水流が弱くなり、レイアウトが崩れる可能性が低くなります。
ジョウロやコップでも良いですが、手間はかかりますが、スポイトなどで丁寧に注水するとよりレイアウトが崩れにくくなります。
せっかくきれいに植えられても光がなければ草は成長しません。
こちらは照明の色を切り替えることができる植物育成ライトになります。
水槽の雰囲気や気分で色を変えることができます。
ガラス面の水滴などを拭き取って、照明を当てれば完成です。